遙かなる時空の中で


<はじめに>
私は、フィギュアについては詳しくありません!
6年間位、旦那のホビージャパンや電撃ホビーを読んでいたので、そこに出ていたフィギュア(キャラは不明)を
数は適当に見てきました。コトブキヤ、ボークスの店舗も近くにあるので、展示物もちょこちょこ見ています。
でも、知識も何も無く造形物として何となく眺めていた程度です。
比較対象がガンプラと仏像という、結構とんでもない視点で書いています!ご注意アレ!!
辛口ですが、キャラへの愛があってこそ、もっと!という欲目が出ています。
平安末期(源平時代)という時代考証は一切しません。

〔遙かなる時空の中で3 八葉フィギュアについて〕
 
製造元 コトブキヤ (株式会社 壽屋)
販売元 株式会社 コーエー
監修 ルビー・パーティ
キャラクターデザイン 水野十子
スケール 約1/10(約です。正確な身長の1/10ではありません)
作品
遙かなる時空の中で3

『遙かなる時空の中で』シリーズの第3弾のキャラクター8人、八葉をフィギュア化したシリーズ。
遙か3(俗称 無印)の装束、武器の立体化。
アクションフィギュアではないので、関節等は一切動かない。一部パーツ(武器等)のみ脱着可。

[総評]
水野画度は低い…同社(コトブキヤ)が作っている、同価格帯の女の子フィギュアとは
正直比べ物にならない。造型師も、男性キャラを作るという経験値が明らかに足りていない。
(フィギュア自体が、女性市場では無く、男性向けの商品に特化しているためと思われる)
フィギュアの縮尺としては小さめ(20cm未満)なので、置いてみると存在感はあまりない。
(妙に大きいと置きにくく、邪魔かとも思うけど…)
ガンプラで言うとHGクラスの大きさと同じ程度(HGは1/144。でもメカだからな…)
全員かなり華奢で、先生ですらほっそりしている。キャラ設定上忠実かも知れないが、
男性の立体物としては、少し貧相に見える。(天平仏像のようにのっぺり感がある)
水野先生が描いたラフよりも華奢。良く言えば少年体系。
遙か1と2とは時代が違うとは言え、日本が舞台なのに、異様にブーツ率が高いです!
(アンジェリークか!と突っ込みたくなりマス)
「デキがいいとは言いがたい!」って事です…

  【良い点】
・全身の状態と武器の大きさやバランスが正確
・後ろや横からの状態が正確に確認できる。(絵を描く人には何よりの資料だと思う)
・小物(武器等)は雑だが、装束の模様は細かく、かなりの再現力になっている
・全員台座が無くともちゃんと立つ。安定感はある。
・台座の象徴花や蒔絵調の設えがいい
・紐の再現力が高い。

  [悪い点]
・全体的に童顔。表情も微妙…(水野顔が無理って事?)
・動きのあるポーズのキャラは居ない
・同社の女の子フィギュアに比べて雑
・衣、髪の毛に動きがほとんど無い
・原型師の力量に差があり、出来の個体差が大きい
・値段が高い!(私は安く買ったけどね)
・台座に入らない型抜きがある(足の裏の穴の位置がズレている)
・色白過ぎる。かなり不健康そうな肌色と質感になっている
・髪の毛の質感が特に悪い。ふわサラ感が無い
・衣の発色が悪い。かなりくすんだ感じの色合いになっている

発売スケジュール
 ※八葉を四神に分けて、2体ずつ発売した)
第1弾 青龍組
(有川将臣、源九郎義経)
2008年12月下旬
第2弾 朱雀組
(ヒノエ、武蔵坊弁慶)
2009年2月下旬
第3弾 白虎組
(有川譲、梶原景時)
2009年4月下旬
第4弾 玄武組
(平敦盛、リズヴァーン)
2009年6月下旬

 




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