遙かなる時空の中で


<ヒノエ(藤原湛増)>

発売前に、あのイカス最愛の叔父様と一緒に買うか悩んだけど、セールで買いました…
〔全身(正面)〕

原型師 麻田咲
全高 175mm(武器含まず)
発売時期 2009年2月下旬
(多分弁慶さんと同じ発売日)
価格 6930円(税込)

ヒノエ君は、そもそもの服とか姿勢とかがアンバランスな感じで、どういうシチュエーションのポーズなのか判らない…
白い上着は、肩に引っ掛けてるだけの状態でこんな感じになってます。特別はめ込み用の穴とか、ジョイント部分ありません。
取り外し可能なのは、上着と武器だけ。
写真は…すいません、画面が暗すぎて加工時にオーバー(白く画面が飛ぶ状態)にし過ぎたカモ…

ゲーム中の戦闘画面でも「ヒノエ君細せぇ!脚とか神子より細い!!」とか実は思っていたんですが、そのまま再現されいた…
多分敦盛さんも華奢なんだと思うけど、肌の露出が多い分、余計に細く見える。17歳、こんなに細くて大丈夫か?棟梁!

髪の毛も短いし、動く布部分とかも皆無なので、動きがある…とかはちょっと無いカモ…
ヒノエ君、一番何に違和感があったかと言うと、顔!特に口元!!

彼は全てがカッコイイはずなんです!こんな微妙な口元で、中途半端に口をあけて笑うとか、おかしい!!
〔本体正面〕
ヒノエ君は、台座に納めて立たせると、元々が左横向きなので、本体正面はこんな感じ。
顔は横側になっちゃいます。衣装は前側も、勿論ちゃんと作ってあります。
着物を着てないキャラなので、これだけ見ると源平時代は全く想像つきませんね〜。
しかし、この下に着てる布の変な色!どうにかならなかったんでしょうか?確かにオレンジと緑のグラデーションな
設定を見ても、微妙に判りにくい衣装と布ですが…!
布の着物の上に皮の鎧(の役目はほとんど無さそうだけど)装備してるはずなんですが…
脚のスパッツもそうなんだけど、それぞれの素材の厚みとか、表現の仕方はあったはずなのに!!
腰のベルトとか、こんなに細かく作るなら!もっとその辺、どうにかならなかったのかな…

妙に腕当てやベルトの金属部分だけが細かく作ってある…この辺がこだわりか?

イヤリングというか、アクセサリーと三つ編みは
こんな再現になっています…

これを丁寧に、と紹介しているトコもありましたが
オシャレな彼が…(以下省略…)
プラチナとかは流石にこの時代は厳しいと思うので
恐らく銀細工でもっと凝ったオシャレなモノを
ヒノエ君だったら付けて居そうですがね…

髪の毛も、まぁこんな仕様なので、
(素材の限界もあるとは思いますが…)
こんな雑な三つ編みなんですかね…?

ヒノエ君の三つ編みは、初期設定では後ろだったが
それだと見えないので、横に移動させた話は
水野先生の漫画の後書きで書いてありましたが…

アップにすると更に微妙な口元が…
そして着物が〜白い上着を外しちゃうと
更に華奢で…貧相な体格に見える〜(涙)

バスっと切っちゃっても良かったんですが、
ネックレスというか首飾りはこんな感じ。
首飾りを写すと、顔は全く見えません…

一応ちゃんと作ってある、と言えるのかな?
本来なら、もっと身体から離れて、首周りに
余裕がありそうな感じだと思うんだけど…
設定資料集と比較して、ですが…
もっと輪の部分の直径ありそうなんだけどな…
ペンダントヘッドの部分、着物までかかってるし。

まぁ、ヒノエ君は細かい飾りとかが多いので
実は結構大変だったのかも知れない…
(皮の腕当ての留め金部分とかね)

このデザインは、何が元か〜とかは不明
錫仗の先っぽみたいなデザインですが…

熊野本宮、田辺別当なら、それに由来するモノとか
ヤタガラスとかさ…色々あるとは思うんですが
熊野水軍なんて言ってますが、当時は確かに単なる
海賊なので、交易品の気に入ったものを
身に着けてるとかかな?

いつどうなってもおかしくない立場上、
何か、路銀も何も無いぜ!相手は言葉も通じないぜ!
みたいな状態を想定して、その時に資産に出来る
宝石なり金銀を持ち歩きそうですが…
(目立たないとこにね!)

ホントに下っ端みたいな格好を何故してるのか
謎は深まります(笑)
(ゲーム中に真珠のイヤリングをくれるけどね〜
懐にそういう宝石類を絶対持ってるだろうけど、
盗まれないように、身に着けると思うんだけどな)
上着はこんな感じ。

設定資料集と比較すると、明らかに柄が違う…

設定資料的には、金色の炎をモチーフにした
文様になっているんだけど、これだと何か
判らないんじゃない?と思うのは私だけ??

上着飾りなんで、仕方ないと思うんですが…
これで袖を通したら、ツンツルテンですヨ…
ヒノエ君、腕かなりはみ出します。
出来れば、そういうところもちゃんと考えて
袖の長さとかも作って欲しかったなぁ〜
〔後ろ側〕
後ろはこんな感じ。上着があると上着と脚しか見えないので…外して撮影。
全身のバランスが良く見えると思います。こんなに体系にピッタリな服装だっけ…?
(確認しました)
…ほぼ設定通りでした。それにしても着物がホント良く判らない…当時こんな丈の着物あるのかね?
腰で折り曲げてるなら、もっとモコモコしちゃうだろうし…特注?
ヒノエ君は、スパッツといい、生脚といい、相当に奇抜な格好だよね〜忍者だってこんなカッコしないヨ(笑)
しかし、腰細い〜男の子なのに、こんなにウエストくびれてていいんですかね?
後姿だけで、服装違ってたら女の子でも通用しそうな細さです。そして色白さ。ちょっと白過ぎる…(貧血とか?)
不健康そうに見えるので、もう少し血色良くてもいいと思うんですが…乙女向けでそれは駄目なのかな?

熊野水軍の下っ端とか、副棟梁は出てきたけど(あのハゲのマッチョな眼帯の人ね)、烏(カラス)ってどんな格好だろうね〜
この頃の間者って何て呼んだのか判りませんが…(忍者という名称は結構最近。草のモノとか、スッパとかが普通)
〔右側(左手横側)〕
右側からはこんな感じ。一応上着を付けてみました(無いと横向き等は寂しい感じになる)
服装の横側しか見えないポーズになるので、この向きにするのはほとんど意味が無いかな…
上着のはためき感と、横から見ても細いヒノエ君は堪能できるかも知れない…(かなりマニアックな楽しみ方かも)

ヒノエ君もあんまり色々な角度からは楽しめない仕様です。(個人的に)身体は真横で、顔だけこっち向けてるポーズです。
しかし、こんなに髪の毛ハネてるかな…?のだめもビックリな寝癖?みたいな感じだよね。
あ、ヒノエ君は八葉の中で唯一足が指まで見えるキャラです!サンダル?じゃないし一応わらじみたいな感じですが
足は指の爪まで一応ちゃんと作られています。(のっぺりしてるけどね)
〔台座〕

象徴花:紅花

『台座の注意点!』
蒔絵調なのはいいんだけど、すぐに指紋がつく!
そして、ホコリがすんごい目立ちます!!
(コマメに掃除、ホコリを取れって事ですネ…)
顔を真正面からアップ気味にするとこんな感じ
武器の角度によっては顔が隠れちゃうので、持たせる角度が難しいです。
ヒノエ君は、1・2の直兄のキャラの中でも、特殊なイメージのキャラ設定なので、最初のキャラ案とか見ると
もっと子供っぽいというかイノリ君みたいな、子供っぽい表情とか多いよね〜

イサト君は同じ歳(17歳)だけど、随分色々違うし。個人的にはヒノエ君はかなり好きなキャラ。
若棟梁っぽいのは結構作中で表現されていて、イイと思います。(スタッフにも愛されていると思う…愛蔵版とか特に)

表情はな〜…もっとヒノエ君なんだし、こう!もっとあったでしょ!!とは正直思う。
中途半端な口元がとにかく気になる。(そういう乙女は、武器で顔半分を隠して飾れ!ってコトかな?)
しかし、身軽なヒノエ君なんだし、もっと動きのある、カッコイイ立体化は出来なかったのか?!

足のアップはこんな感じ。
既に台座にホコリが…うむむ、手ごわい(駄)

ヒノエ君のスネ当てというか、ふくらはぎ当ても
しっかり作られてます。ここまでゲーム中で
見えることって、一部のスチルだけなので、
絵描きさんにはかなりいいと思う。

(ふくはらぎカバーが、どうしてもダムカバーに
思えてしまう、私は駄目なガンダムヲタク女…
とにたけ漫画なんて、普通の人知らないよね〜
そして、乙女は読まないよね…
ダムって何だよ、だよね…スイマセン )

箱正面

箱のキャラ名は金字なんだけど、写らない…
箱上側

象徴花とイメージカラー仕様になっています
箱左側

上側半分には台座が納まっており、その下に
個人章に入る時に表示される歌が記載されています。

ヒノエ君のこの和歌は、 古今和歌集 仮名序の歌らしい
ヒノエ君は漢詩とか和歌を頻繁に持ち出すキャラだったので
色々説明があちこちにあって探した…
(DSのトレボオマケ本にはこれは載ってなかった)
箱裏側

四神毎に合わせて発売されているので
弁慶さんシルエットとヒノエ君が一番前
これは、公式で配られてる壁紙の絵ですねー
 

ヒノエ君の注意点!

上着が落ちやすいです。手で持ってると、結構ボロっと落ちる。
でもしっかりした素材を使っているので、壊れる事はあんまり無さそう。(割れるとかね)

でもとにかく白いので、手垢とか汚れはつきやすいと思います!
(製作したコトブキヤ曰く、「フィギュアはそれなりの素材を使っているので、汚れたら中性洗剤で洗えます」とか
洗濯表示か!?みたなコトを公表していました…洗えるらしいですけど、模様は落ちそうだよね…

武器は意外と外れにくいです。しっかり手のくぼみにはめ込めば問題無さそうです。
〔武器〕
 
ヒノエ君の武器は表と裏はこんな作りになっています。
凸な部分を手に引っ掛ける感じで、装着します。
握って持つ、という感じではありません…
これって、カタールとジャマダタルのどっちが正式名称なのかね?
超接近戦用の武器…歯が開くギミックとかは再現されてません。
 

〔総評〕
個人的には、全身を遠めに見た雰囲気は一番ヒノエ君に近いかな?とか思うのですが、
顔等の出来全てが、旦那曰く「八体の中で一番デキが悪い!」と文句を言われています…
(旦那はヒノエルートは攻略済みなので、正体とかストーリーは全部知ってる)
表情は、確かに微妙なんだけど…(でもこれ、ほぼ全員だしな〜)

ゲーム画面でも、とにかく細いヒノエ君の体系とか、身体のラインがピッチリ出てしまう
衣装とかは良いとは思うけど…一番色が悪いのも彼ですね〜
オシャレな彼が、こんな変な色合いの布を纏うか?とか、せっかく唯一の皮の装備なのに
その感じはあんまり出てませんね…
肌色もすっごい色白過ぎて、身軽に全国や海外ともやりとりしていた海賊の棟梁…にはちょっと見えない。

藤原湛増って、平家物語とか義経記的には、弁慶さんのお父さんなんですが…
田辺にある闘鶏神社も始まりも湛増さんですネ…(遙かでまさか叔父甥にするとは思わなかった)

 

 




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