遙かなる時空の中で


<平敦盛>

コトブキヤ投売りセールで購入…組み立てる部分が無いよ!

〔全身(正面)〕

原型師 麻田咲
全高 170mm
発売時期 2009年6月下旬
価格 6930円(税込)

台座にはまった状態での写真を撮り忘れているらしく、見当たらない…とりあえず全身の感じはこんなです。
敦盛さんの特徴!「武器を持ってない!!」という事かな?
まぁ、敦盛さんと言えば確かに「笛」なので…仕方ないとは思うんですけどね〜、他の八葉が全員武器を構えている中
一人笛を吹いてる姿って…まぁ、彼のキャラクター性を考えたらそうか…
(平家物語とかの歴史原典でも、彼は笛の名手だったという記録が残っているので、本当に笛が得意だったみたいデス。
単に保志君キャラだから、じゃないみたいでした(笑)他のシリーズは架空の人物だからね〜)

原型師の麻田さんは、敦盛が一番のお気に入りキャラだったらしいです(本人のブログ曰く)
とにかくゲームの本編のシナリオで号泣したらしく、一番愛を込めて作った…らしいんですが〜
コトブキヤサイトを見ると思うんですけど、実際の商品と明らかに顔が違いませんか??表情というか、細かいところが…
これは自分で加工するのが前提って事なんですかね??(それは厳しい…)

敦盛さんは、この姿固定で、笛が取り外せる以外何もアタッチメントはありませーん…ちょっと寂しい
〔左側(右手横側)〕
本体左側はこんな感じ。着物の袖が広がってる感じなので、横から見ると袖は良く見えます。
しかし…平家の公達の敦盛さん…こんなしょぼい着物でいいのか??とかちょっと思う…(十六夜のシースルーは難しいとして)
袖口にある紐部分(?)が革紐みたいじゃないですか?絶対絹の上質な飾り紐を使ってたと思うんですが…

そもそも公達の着物では無いし、武士の着物でも無いので(ブーツだしナ)、ゲーム中は気にならなかったけど、
立体になっちゃうと、結構違和感がある…動きやすさを重視してるんだろうけどね〜(武家の公達だし)

個人的に、敦盛さんの杖というか、錫杖で戦う姿が結構好きなので、笛なのが逆にガッカリ…
笛はイベントだけでいいよ〜と思う私(雅さが足りなくてスイマセン)錫杖を、バシっと構えたのが見たかったな。

敦盛さんと言えば、この長髪!
サラサラの長髪ですね〜
そんな訳で、頭の後ろをアップで。

PSPの愛蔵版では、解いた画像が追加されましたが
(後日談のヤツですね)普段のまとめ方はこんな!

正直言って、よく判らん!(笑)
ポニーテールみたいにして、そこに更にワッカ状にして
一緒に留め金(?金属っぽいけど、よく判んない)で
再度まとめてる、みたいな感じでしょうか??

設定資料集に留め金のデザインは出ているんですが、
どうやってまとめてるまでは出てなかったな…
(確認しちゃいました)

毎朝、これを自分でやってるのかな…
平安貴族なら女房とか身の回りをやってくれる人が
一杯いるし、平家はかなり貴族的な文化の人達だった
みたいなので、誰かに毎朝手入れをしてもらってても
おかしくはありませんが…

立体化にあたって、この髪型は結構大変だったかも

頭を横上から見るとこんな感じ。

留め金は全く見えません。
でも頭の髪の毛の感じとかバランスはかなり
苦労の跡が見える気がする(個人的にですが)

横から見ちゃうと、更にどんな髪型なのか
結構謎ですね(笑)

どちらにしても、髪の毛の量が多い人には
出来ない髪形だと思います。
(私は出来ない)

髪の毛が少なめで、長くて、細い人向けですね。


設定案では、髪の毛を下ろしてるのもありましたが、
私はこうやって上げてる方が戦闘向けだと思うし
スッキリ見えて好きです

〔後ろ側〕
後ろはこんな感じ。上に羽織ってる着物の柄が、敦盛さんもよく判らない…
汚れ?みたいに見える〜こういう柄があったんだと思うんだけど、知識が無くて判りません…
(漫画でインクをボタボタっとこぼして、あえて出血とかの演出をする時みたいな柄なんだもん)

敦盛さんは左足のかかとをちょっと上げてるポーズなんですけど(はっきり言って、判りにくい)
台座からそれだと浮いてしまうし、恐らく安定しないためだと思うんですが、左足、ヒールみたいになってます…
(いや、厚底ブーツみたい?)

後ろからでも、誰なのかはかなり判りやすいけど、動きがあるか、とか見せ場は?とか言われると困る…
しかし、どうやって笛を吹くだけで、こんなに左右の袖がブワっとなるんですかね…?
〔右側(左手横側)〕
右側はこんな感じ。敦盛さんは袖が両方広がっているので、左右、どちらからでも着物は良く見えます。
フィギュア本体から見ると左手側なので、足が傾いてるのが見えると思います。
顔は、前髪に隠れてほとんど見えません。

敦盛さんもブーツ(?)の柄とかは細かく作られています。
キャラの肝(要は顔)は微妙な作りなんですが、八葉全部に共通で金属部分と思われるような部分は
何故か細かく良く出来ています。全身部の絵を描きたい人には、本当にいい資料だと思います。
(発売したのが今更!って感じもあるけど…どうせならもっと早く出すか、10周年にあわせればいいのに…)
〔台座〕

象徴花:敦盛草

蛇足ですが、敦盛草は栽培が難しい上に、珍しさから密猟(?って言うのか)が多く
現在、絶滅危惧種です。確かに植物園とかでも見たこと無い。
敦盛さん、植物に名前が付けられる程の人物だったんだね〜

『台座の注意点!』
蒔絵調なのはいいんだけど、すぐに指紋がつく!
そして、ホコリがすんごい目立ちます!!
(コマメに掃除、ホコリを取れって事ですネ…)
バスとアップはこんな感じ
敦盛さんの顔とか、手首も鎖等はこんな感じ(ちょっとアップで撮ってみた)
彼も、微妙に下向きなので、顔が影になる…敦盛さんは可憐だけど、気品のある綺麗な人、というイメージが私にはあるので
この顔にも、勿論納得していません!(どんだけ要求すんだって感じですが…強欲なんですよ)

顔に対して、手が大きすぎません?デッサンがちょっとおかしい気がするんだよなーアップにすると。
敦盛さん、顔が小さいので…(そして目は大きい)笛を吹いてる感じの指にしたかったから、あえてこうなっちゃったんだと
思うんですけどね…口の形が…これは横笛を吹く口の形じゃ無いデス…これじゃ音出ないよ〜(泣)

手首の鎖とかは、無駄に細かく出来てるんだけどね…ちょっと隙間がありそうに見えますが、鎖自体は動きません
この形で固定です。手首の鎖は、着物の中にはつながっていません…ぶっちぎれてます(これじゃ怨霊化した時の
戒めにはならないね!)ゲーム中の絵だと、微妙に着物の中につながってそうなのにねー
腰を中心とした衣や鎖の感じはこんな。

敦盛さんの腰紐じゃないし、帯ではもっと無いし
あえて言うならベルト?みたいなのは謎ですが、
設定画通りに金属っぽい模様はちゃんと再現
されています。

手首の鎖も、まぁこの通りちぎれてるので、
あんまりよく判りませんが…
鎖が二股に分かれてて、片方は無理やり着物の中に
入ってるみたいではあるんですけど…

綺麗なヒダヒダでも無いし、モモにある
ボンボンみたいな飾りもフワフワでは無いし、
細かいんだけど、微妙に見せ場がよく判らない
…というのが敦盛さんの感想…
(基本、地味というか…)

上に羽織ってる着物の丈も良く判らない。
いくらウエスト細くても、普通の丈なら
袴(?これも何て呼ぶの?判らない〜)に
入れたら、もっとモコモトになります。

どんだけ華奢なんだ!敦盛さん。
箱正面
箱上側

象徴花とイメージカラー仕様になっています
箱左側

上側半分には台座が納まっており、その下に
個人章に入る時に表示される歌が記載されています。

敦盛さんのこの歌は、『 古今和歌集 』の
凡河内躬恒さんの歌らしいです。
敦盛さん的に解釈させたいんだろうけどね〜
箱裏側

四神毎に合わせて発売されているので
リズ先生と一番前に写ってます
設定画は錫杖だし、錫杖持てばいいのに
 
〔楽器〕

敦盛さんに武器は無いので…
笛自体のアップはこんな感じ。笛は38mmでした。約4cm位。
当時の楽器としての笛がこんなかは不明(今はこんなだけど)
平家随一の笛の名手のものにしては質素ですネ(有り得ないでしょ)
 

〔総評〕
取り外し可能なパーツも無く、顔も又もや微妙な…もっと可愛くてもいいと思うんです、敦盛さんは。
額飾りとかも、正直どう繋がってるのかは謎のままでした(笑)

全体的に可愛らしい感じには仕上がってますが、動きも無いし、持ち物とか付け替えられる部分が無いので
変化は楽しめる仕様ではありません。
8体並べると、一番地味ですね、やっぱり(小さいし)

敦盛さんは、あんまりアクティブなキャラじゃないので、派手な動きをされても変だけど
もうちょっと見栄えを考えてもらえたら良かった〜という感じです。

 

 




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